裁判傍聴
今回は、司法書士研修で体験した裁判傍聴についてです。
司法書士の研修には、特別研修といって簡易裁判所で訴訟代理人として仕事をするための研修があります。
私は、1月末から3月始めの週末にその研修を受講していました。
研修の主な内容は、裁判に必要な考え方や書類(訴状など)を作成するというものですが、実際どのように裁判がすすめられているかを体験するために、研修のなかには、簡易裁判所での裁判傍聴もあります。
私は、横浜簡易裁判所で裁判傍聴をしました。
私は裁判傍聴をしたことがなかったので、TVドラマのイメージのまま体験したのですが、実際のところは違う部分も多かったです。一番驚いたのが、数十分の間に10件近くの裁判がすすめられていたことです。
裁判開始の声→原告・被告の出欠を確認
→出席していれば原告・被告の「陳述します」の声
→裁判官からの次回期日の指定
→次の裁判の原告と被告が席を入れ替わって・・・。
だいたいそんなことが繰り返されていました。あっという間のことで、最初はびっくりしました。
簡易裁判所は市民に身近な裁判所であるため、裁判官1人につき1日数十件の裁判をすすめているそうです。
円滑に裁判をすすめるために、一部はこの合理的な手続きのかたちなんだと実感いたしました。もちろん、その裏側で裁判官が書面(内容)をきちんと審理しているのは言うまでもないことと思いますが・・・。
それでは、また。
〈参考条文〉司法書士法 第3条1項6号、同条2項