裁判を例えると
今回は、司法書士特別研修で学んだことをお話ししたいと思います。
研修のなかでたびたび出てきた例えがあって、私にとっては、意外だけどなるほど! と 思ったものだったので、ご紹介したいと思います。
それは、実際におこった生の事実イコール素材(食材)、訴訟代理人(弁護士や認定司法書士)イコール料理する人、裁判官は食べる人ということです。
実際、裁判が行われるときは、生の事実をそのまま羅列するのではなく、訴訟代理人が、裁判を行うにあたって必要な要件に基づいて整理整頓をし、どのように主張をするかを検討して述べることで、裁判官に適正な判断をしてもらうようにします。
私が食べる立場のときに、美味しいと思う料理は、素材を生かしつつ、旨みがうまく引き出され程良く味付けがされ、見た目にも美味しさを感じられるものなので、その例えに、なるほど!と納得した次第です。
ちなみに、裁判官は裁判所というテーブルに載った料理は、食べなくちゃいけないとおっしゃっていました。