事例集

ワープロ打ちだけの遺言書

ある日、Aさんはお母様のBさんがお亡くなりになられたという事で相続に関する相談にいらっしゃいました。相談当日、Aさんは自分の現在の戸籍と一緒に、数枚の紙を持参されました。そこにはワープロで記されたBさんの遺言が書かれておりました。

Bさんが所有されている不動産・預金口座等の分配方法、家族の事、全ての事が事細かに記載されておりました。
ただし自筆遺言証書はあくまで、「自筆」でなくてはなりません。

この遺言書がワープロ打ちであったが為に効力を生じませんでした。
今回のケースは遺言書として効力がないため、「法定相続もしくは遺産分割協議によってお決め下さい。」
このようにしか答える事が出来ませんでした。
親族を想い、故人の意思を託した遺言が無効となるのはとても残念でなりません。

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息子のお嫁さんへの遺贈

Aさんはその年、80歳になる男性でした。
80歳という区切りにあわせて遺言書を作成しようと相談にいらっしゃいました。
Aさんは定年まで仕事の鬼として働き、一財産を築いたそうです。

しかし、働き過ぎの反動か、定年後に体が少しずつ悲鳴をあげ始めました。
病院と自宅を往復する毎日。思うように体が動かず周りの助けが必要なまでになっていました。
若くして奥様を亡くされ、息子夫婦とその家族と二世帯で過ごしていたため、その助けは息子やそのお嫁さん、嫁いでいった娘たちとなっていきました。
はじめは快く色々尽くしてくれた息子たちも次第に手を離すようになっていきます。
挙げ句の果てには耳に余る罵声や侮辱を浴びせられる毎日。

そんな中、お嫁さんだけは献身的に介護し続けてくれているようです。
そこで実の家族に愛想をつかせたAさんは自分の財産を全てお嫁さんに託したいとお考えでした。
相談の結果、自筆で遺言書を残して頂き、当事務所を遺言執行者として指定の上、その遺言は大切に貸金庫にお預かり致しました。

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相続放棄

Aさんはお父様がお亡くなりになったという事で相続の相談にいらっしゃいました。
面談をしてみると、お父様は生前、様々な事業に挑戦をし、多額の負債を抱えているようでした。

Aさんの希望としては、「父の財産は皆で一切相続したくない」という事でした。
相続は不動産・預貯金等の財産以外の負債等のマイナスの財産も引き継いでしまいます。
そこでプラスの財産を負債が大きく上回る場合は、相続放棄という手段があります。

Aさんとのお話し合いの末、相続人全員で相続放棄の申し立てをするという形に落ち着きました。
相続放棄には原則、3ヶ月という期間が定められておりますので、早い段階で相談に来られたAさんの判断はとても賢明なものでした。

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債務整理(過払い)

Aさん
会社員(男性)
月収約25万円
債権者数6社
相談前 債務200万円  相談後 債務なし 80万円の過払い金が発生

Aさんは、平成2年から借り入れを始め、合計6社の消費者金融から借り入れ・返済を繰り返していました。
Aさんの毎月の返済額は合計約7万円にのぼっていましたが、債務整理後、まず、ある1社より過払い金を回収。それを弁済原資として、引き直し計算後に債務が残った他社に返済しました。

結果として、毎月の返済額はなくなり、80万円の過払い金が生じました。なお、245万円の過払い金が生じた消費者金融がありましたが、支払ってもらう前に会社更生手続に入ってしまったため、未払いとなっており、「もう少し早くに相談しておけば良かった」とおっしゃっていました。

※なお、当事務所報酬、その他実費は、上記事例には含んでおりません。

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債務整理(任意整理)

Bさん
パート(女性)
月収約10万円
債権者数3社
相談前 債務175万円  相談後 債務90万円

Bさんは、夫とお子さまを持つ女性です。お子さまが大きくなり、教育費がかかりだしたのをきっかけに消費者金融から借金をするようになり、生活費が足りなくなるたびに借り入れをしていた結果、借金が膨らんでしまいました。

3社への月々の合計返済額は、約5万2000円でしたが、債務整理後は、毎月1万5000円の分割払いとする和解が成立しました(1社については、過払い金発生)。
Bさんは、「これなら無理なく返済していけます。」と、おっしゃっていました。

※なお、当事務所報酬、その他実費は、上記事例には含んでおりません。

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自己破産編

Cさん
年金生活(女性)
月収約14万円
債権者数4社
相談前 債務190万円  相談後 債務なし

Cさんは、友人から高額な宝石(120万円)の立替払いを頼まれました。その友人とは、長年親しく付き合っていましたし、必ず立替金は返すからといわれたため、Cさん名義で、分割払いで支払ってあげることにしました。しかし、友人からは5万円しか返してもらえませんでした。また、別の知り合いが、事業を起こすための資金(200万円)を金融機関から借り入れる際、Cさんは連帯保証人となりましたが、その知り合いが返済をすることができなくなったため、Cさんが債務を支払わなければならなくなりました。

Cさんはこれらの支払いのために消費者金融から借り入れを行い、気が付いたときには毎月の返済に追われる日々でした。相談の結果、Cさんは自己破産を選ぶしか方法がありませんでした。当初は躊躇されていましたが、実際に自己破産を行い免責された後は、「これからは心機一転、生活していきます。」と、笑顔で話されていました。

※なお、当事務所報酬、その他実費は、上記事例には含んでおりません。

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