相続財産にはどんなものがある? 2017/11/01

こんにちは!司法書士の森下です。

 

前回は、相続人についてお話ししました。

今日は、相続財産についてお話しします。

 

 

被相続人が所有していた財産は、相続人全員で全て引き継ぎます。
具体的にどんなものがあるか見ていきましょう。

 

○プラスの財産

 

1.金融資産

預貯金、現金、有価証券(公社債、国債、上場株式、投資信託等)

 

預金は通帳があるものだけとは限りません。各金融機関と通帳なしの契約をしている口座もあります。

投資信託や株は、年に何度か銀行や証券会社からレポートが届いているはずなので、そのレポートを参考にしましょう。

 

 

2.不動産

自宅(土地・建物)、別荘、貸家、借地権、農地、山林、原野

 

自宅の土地は、建物の底地だけではなく、通路として使っている道路やごみ置き場を共有で持っている場合もあります。権利証(登記識別情報)や購入した時の売買契約書、固定資産税納付書等で確認しましょう。

 

昔、地方の原野や山林を購入するのが流行った時代がありました。中には購入してから一度も現地へ行っていないため、相続人は全く知らなかったというケースもあります。相続登記未了不動産にならないように、古い書類の中に権利証、売買契約書や公図、地積測量図等が入っていることもあるので確認しましょう。

 

自宅とは少し離れたところに家庭菜園として購入した土地がある場合があります。所有している土地なのか、借りているのか契約内容を確認しましょう。

 

 

3.その他

ゴルフ会員権、リゾート会員権、宝石、貴金属(金、純金、金地金等)、書画、骨董、車、貸付金、著作権、商標権、

 

金等の相続税評価額は、被相続人が亡くなった日の業者買取価格です。金地金には貴金属業者の刻印があるので問い合わせしてみましょう。

純金積立をしている場合は、その貴金属業者に問い合わせしてみましょう。

銀行の貸金庫に金地金(金の延べ棒)や金貨等を保管している場合もあるので、
貸金庫も忘れずに確認しましょう。

 

被相続人が生前に友人にお金を貸していたというケースもあります。その貸付金も相続します。借用書等がないか確認しましょう。

 

尚、祭祀財産は相続財産とはならず、祖先の祭祀を主宰すべき者が承継することになります。

 

 

○マイナスの財産

 

1.債務

住宅や車等の金融機関からの借入金、クレジットカードの未決済分、被相続人の生前の入院費や医療費、未払い税金、保証債務

 

借金等の保証人や連帯保証人もマイナスの財産になります。相続人が知らないうちに、被相続人が保証人になっていたケースもあります。必ず調べておきましょう。

 

 

2.葬式費用

お通夜や葬儀伴い葬儀社やお寺に支払う費用

 

被相続人の財産を調べるには、とても時間がかかることも多いです。相続人が把握していない財産や債務が後からわかることもあります。相続財産には、プラスの財産とマイナスの財産がある事を念頭にリストアップしていきましょう!

森下法務事務所