遺言書の検認その2 2014/05/05

司法書士の早川です。

 

前回に引き続き、遺言書の検認についてです。

 

検認の申立て後、家庭裁判所から検認する日の連絡が来る

ところからお話ししましょう。

 

遺言書を検認する日を「検認期日」といいます。

検認期日を決めるために、まず家庭裁判所から申立人に

電話で日程調整の連絡が入ります。

申立人が遺言書を持参して初めて検認が行われるからでしょうね。

検認期日が決まったら、申立人と相続人に検認期日が行われる旨の

通知が郵送されます。

検認期日の出欠ですが、申立人以外は必ずしも出席しなければ

いけないわけではありません。ただし、欠席しても検認はされます。

そして、期日当日は申立てした家庭裁判所で検認が行われます。

申立人・相続人・裁判官・書記官が一つの部屋に集まって、

遺言書の内容を確認し、出頭した申立人・相続人から遺言書について

質問がされます。

確認・質問事項は、遺言書を保管、発見した経緯や遺言書の外観など。

特に外観は細かく記録されます。

その後、遺言書が偽造された場合はわかるようになっています。

検認が終わると、遺言書・書面が入っていた封筒と検認済証明書が

ホチキス留めされ、契印されます。

これで検認が完了となり、遺言執行を開始することができます。

 

最後に、検認期日に欠席した相続人は遺言書の内容や検認期日の状況を

知りたかったら、どうしたらいいのでしょうか??

知りたい場合は、「遺言書検認期日調書謄本」を検認した家庭裁判所から

取り寄せましょう。その書面に検認期日の確認・質問事項が書かれています。

 

普段の生活ではなかなか体験できないことなのですが、

何となくイメージしていただけたなら、嬉しいです。

森下法務事務所