佐藤 聡子

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登記業務の指針となるものの一つに「先例」があります。例えば“相続の原因を証する戸籍謄本は、作成後3か月以内であることを要しない”というルールがありますが、これは昭和35年に出された「先例」です。他愛ない文言ですが、この先例のおかげで遺産分割協議に時間がかかっても戸籍を取り直すことなく登記を申請することが可能になり、相続登記実務に劇的な効率化がもたらされました。

佐藤聡子

 

「先例」は、登記業務を遂行するなかで、それまでの法令等では解決できない問題に突き当たったとき、司法書士等が法務局に対して照会をかけ、これに法務省が回答する質疑応答や通達集。個々の難題解決のために、法令等との整合性や将来の汎用性などを考慮し、試行錯誤の末に解決策を編み出し積み重ねられてきた「先例」は、登記実務の歴史そのものです。そんな「先例」に従って登記業務は遂行されていますが、そこに目立った華やかさは微塵もありません。ひたすら地味に地道に熟考を繰り返しながら、依頼者の皆さまの権利保護や意思実現のために続けられてきた努力と工夫が「先例」に宿る魂です。

 

森下法務事務所は20年、経験を積み重ねてきました。これからの日々もまた、それぞれの案件をよりよい解決に導くために、この地味で地道な挑戦は続きます。

 

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